合気道とは?① 攻撃されるのではなく、攻撃させる
こんにちは。
前回、部活のことに少し触れたので、合気道について書くことにします。
合気道のイメージってどんな感じなのでしょうか?
正直武道の中でもかなりマイナーなものですし、あまり知らない人も多いのではないでしょうか。
ざっくりのイメージとしては相手の力を利用して、相手を倒す武道です。
パワーに頼ってねじ伏せるわけではないので、体格などに自信がなくてもできるなどという特徴もあり、護身術にも向いています。
ただ、これは表面的な説明であり、実際そうかというと単純に言い切れない面もあります。
(私は大学から合気道を始めたこともあり、他流派の合気道はあまり知りません。特に断りがなければ私が習っている合気道であり、そういう人もいるくらいの参考程度にお願いします。)
たしかに自分から仕掛けていくわけではありませんが、完全に受け身というわけでもないのです。
ここからは少し武道的な話になってしまうので、わかりにくいかもしれませんが、人と対峙するとき、間合いというものを取ります。
間合いというのはこの距離なら相手の攻撃(例えば突きや蹴り)が届かない、もしくは避けられるという距離のことと考えるといいと思います。
間合いと言われると難しく感じるかもしれませんが、ボクシングとかでも少し距離を探りながら打ち合ったりすると思いますし、格闘技以外でも、例えばサッカーなどで、これ以上相手が入ってくるとボールを取られるかもしれないというような距離感というものは存在するのではないでしょうか。
普段の生活でも、これ以上近づいてほしくないというような距離はあると思います。
そういうようなものの、武道版が間合いです。
前置きが長くなりましたが、間合いを取った状態でスタートします。
その上で、自分から軽く仕掛けます。
具体的には、間合いの中に一歩(半歩とかのこともあります。)進むなどがあります。
これを「誘い」と言います。
誘いは単に距離を詰めることが目的ではなく、相手が反応してこなければ、そのまま自分が突きや蹴りといった攻撃をできるようにしておきます。
相手としては、間合いに入られたので、何もしなければやられてしまう。だから何らかの対処をしないといけない。
もちろん、逃げることもできるわけですが、逃げ切れないとどんどん追い詰められるので、攻撃するしかないとなるわけです。
このように、自分から攻撃はしないのですが、自分からしかけて、攻撃されるのではなく、させる。
ですから、間合い、誘いというものは非常に重要になってくるわけです。
個人的には技を覚えることよりよほど大事だと思っています。
では、間合いというものをどう身につけるのか?
それを書くと長くなるので、またの機会に。
中途半端になってしまいましたが、お付き合いくださり、ありがとうございました。