自己紹介が苦手③自分を表すと?みたいな質問にどう答えてもなんか違う気がする
自己紹介が苦手という話をずっとしていますが、とりあえず最後にします。
ここまで読んでくださった方、ありがとうございました。
もう少し、お付き合いください。
自己紹介、特に就活やインターシップの自己紹介では自分はこういう人だみたいなのを言う機会がありました。
ただ、人間ってどうしても一面だけではないですよね。
例えば、時にはサボり屋の面がでることもあるけど、努力家の面がでることもある。
明るく人付き合いするときもあるけど、気分が暗いときだってある。
そう考えると、私はこういう人というのはかなり難しいですし、何を言ってもある面では正解だし、ある面では不正解な気がします。
所詮自己紹介なんて自分をこう見てほしいというプレゼン大会なんですかね。
そう考えれば、適当なこと言えばいいと思えますが、本当の自分を伝えようと真面目に考えたら自己紹介なんておよそ不可能に思えてしまいます。
だとしたら、自己紹介をする意味なんてあるのか?
結局、付き合っていく中で理解を深めていくしかないなら、むしろ余計な先入観を与えることにしかならないのではとも思ってしまいます。
もちろん自己紹介が必要な場面もあるでしょう。
例えば、短い付き合いしか予定されていない場面や、瞬時にどんな人か判断することが求められる場面では自己紹介したほうがいいとは思います。
前者の場合、付き合っていく中で理解を深めることができない、予定されていないわけですから、多少誤りを含んでいても、とりあえず自分をどのような人と捉えてほしいか伝えることに一定の意味はあるでしょう。
後者の場合、例えば面接などでは長い時間かけて判断するのはコスパが悪すぎますから、次善の策としてその人が思う自分というものを聞くことで判断材料にすることは有用でしょう。
しかし、長い関係ならいらないのではと思ってしまいます。
もちろん、私はこんな人というのには多分に願望が含まれているでしょうから、その人がこうありたい、こんな人を好ましいと考えているという価値観をうかがい知ることはできますが。
こうやって考えると、自己紹介は名前、所属、よろしくお願いします、くらいでいいのでは、もし話のとっかかりが欲しいなら、出身とか自分の意志では選べない、価値観とかに関わらないものにしてほしいと思ってしまうのです。